ブラックコーヒー

最近の職場で新しい男性と知り合った清潔感のある短めの髪に優しさを感じるふっくらとした体格パッチリとした二重かわいいボタンみたいな鼻彼は私を見つめてはじめましてと挨拶をした私はあまり彼に興味はなかったが彼はよく喋る人だった私はあまり話さない…

夢の色

さっきまで見ていた夢は思い出せないただ私を苦しめる人は思い出せる夢の中の私は彼のことが好きで好かれようと努力していたような気がする夢の中の私は常に彼のことを考えていたような気がする白い天井を見つめる私は幸せの感情が黒い感情に変わって行くの…

対象a

あなたの亡骸に土をかけるそれが禁じられていたとしても純粋なまなざしの快楽には隠しきれない誘惑があった どうして罪があるのだろうどうして罰があるのだろう 骨の尖はあまりにも白く無限につづく闇をさそった何もかもがあざやかにみえてすぐに消えてしま…

呼吸

呼吸をする 深く空気を吸い込んでみる 生きてることは実感できる でも一体なんのために生きているのかわからなくなる わからなくなる なんのために わからない 多分一時的な事なんだと思う こうゆうのって 仕事して 家に帰って ご飯を食べて 寝て また仕事す…

曇りガラス

目がさめる カーテン隙間から射す光で照らされた天井を見つめる いつもなら目覚ましで起きるはず 焦りを感じる 遅刻かもしれない サイドテーブルにある マヌケな顔した目覚ましを押して薄緑に光り 浮き出た文字を確認する 液晶には10:58 それと木曜日の文字 …

骨の色

貴方の笑顔を思い出さない 何故ならそれはしてはいけない事だから 貴方との記憶は思い出さない 何故なら忘れてしまうから 貴方の指先はとても繊細でこの上なく美しく 私のお気に入りだった 貴方の髪はとても綺麗でこの上なく輝いて 私のお気に入りだった ど…

冬の空に

布団から出られない季節も終わりに近づいてきたような 朝5時 まだ朝日も上りきらない時間 カーテンの隙間から覗く紫色のグラデーションはスッキリとしないまま 私の頭の中もまだ寝ぼけていて ケータイが布団の何処かで鳴っているのに場所もわからないまま 手…

夜明け前 窓辺の側で

この黒い空に少しづつ 青い光が重なる空に光る星はより一層綺麗に見えて暗い街を照らして行く全てが曖昧でまるで世界に私しかいないような感覚になる遠くで響くエンジンの音遠くで小さく光る赤い光私は時間が止まっていないことに気づくベッドで小さく寝息を…

知らない夕暮れ

新幹線の車内はとても静かで ゴウゴウと響く車輪の音は不快感を与えず回り続ける すごい速さで移り変わる景色はなかなか悪く無いもので 通り過ぎて行く街にはたくさんの人達が人生を送っていて 運命の人がこの街にいるかもーなんて考えたり 考えてなかったり…

白い息

目が覚めて 窓を開ける 外の空気をいっぱいに吸って 白い息を吐き出す 私の冬の朝

クリスマスなんて!

クリスマスなんて過ごす相手居ないし もーヤケクソですよ! カップルが乗ってる軽自動車をビュンビュン追い抜いて 車線変更まで強引に行こう!(B’z) 明日だって朝から仕事だし! バカバカバカ! パートナーなんて繋がりは曖昧な癖に 愛だとか 好きだとか あ…

虹色の退屈

なかなか最近仕事が忙しくて 犬も喰わない日記を更新してなかった できるだけ書いていきたいよね あたしの為に 祖父が亡くなり 四十九日 法事も済ませた あっという間の一ヶ月ちょっとだった 実家の大きな家で祖母が独り生活するには大きすぎて 私も一緒に住…

空白の時間は

祖父が死んだ 人が死ぬというのは避けられないことであって 私もいつか死ぬだろう そのときどうしていたいか とか どうしてほしいか とか 考えるけど答えは出ず ただ最後になにを言われたいかはもうわかった 病室で最後に話した 婆ちゃんを頼むよと静かな呼…

こころ

携帯から書くのってなんか変な感じこれは私の日記だからなんでもいいや私は最近病んでいる理由は仕事がいっぱいいっぱいだからそれに私は人間が嫌いだから犬とかもあんまり好きじゃないけどね私は心が病んだり 他人に裏切られたりすると 自暴自棄になる私な…

夏の音

初めてくるこの町はスーツを来た人がいないなっていう印象で 暑い日差しをサンバイザーでよけながら町に目を凝らす なかなか面白いお店があるようで ランプ専門で扱っているお店や手作りラスク商店 古びた町に似合わないような 似合うような 店前に吊るされ…

揺れるカーテン

最近 自己啓発の本を読んだりして本棚が堅苦しくなってきている ひとつの本を読み終われば何か満足感を感じて また少し大人びる私は きっと恥ずかしい人なのね 最近暑くなってきた 夏を肌で感じれて嬉しい また 日も伸びた 生暖かい風を窓から感じて 目を上…

新しい車

ついに納車した 私の車 1ヶ月 待つのはもう疲れた とにかくこれから大好きになって行こう これからよろしくね

日差し

暑い 暑い 暑い 夜の風が涼しくて窓を開けて寝たのが失敗だった 朝 頬をすべる汗の感覚で目を覚ます 背中もじっとりと汗をかいていて 綿100%の白シャツは水分を含み肌に張り付いていた カラカラに乾いた喉 というか体全体で水分を欲していた ベッドサイ…

不思議な予感

最近暑くなった 夏が近づいているって肌で感じてる 私は喫煙者だけど車の中や家の中が匂うのが嫌 一歩外にでるだけで快適なんだけど たまにめんどくさくなるのは人間だから サンダルを足にひっかけてベランダにでる ミシミシと軋む 水捌きのプラスチック 心…

マリア

まるでフェラーリのような甲高いサウンド 初めてのPDK あのスムーズなデュアルクラッチは車好きなら一生に一度経験するべきだと私は思う 湾岸を初めて走ったとき あの胸の高鳴りと まるで濡れているのかと思う鞣革のハンドル あの 手に吸い付くような感覚を…

コーヒーカップ

8日間ハワイにいってくる にこやかな笑顔と艶のあるピンクのくちびるから覗く白い歯に悪意など一切感じなかった 私は驚きながら 羨ましいわ と彼女に続け 暖かいコーヒーを啜る 明らかに照明が少ないコーヒーショップのラウンジで一杯900円もする泥水を啜り…

休日と日のあたる場所

まったく 休日に仕事に来るのは憂鬱でしかない 風の音で目が覚める 私が思うに風が強すぎる日は外に出ないほうがいいと思う 危ないし 色々ね でも仕方ないよね 向かわないといけないので支度を進める 昨日の遊び帰り そのまま置かれた くたくたのブーツを踏…

秘密 言葉 夜

私にとって秘密の場所がある 都会から外れた人の住んでいないような古びた団地を越えると 街頭も無いような田舎道にでる その道を奥に進むと人を寄せ付けないためだけに設置された柵の向こうに 大きな池がある 池の裏側は凛々と静けさだけを奏でる森の手前 …

なぜかわからないけれど腕を切った しかも友人の腕だった 痛そうにしていたけど何か薬が効いているみたい 片腕を切り終えると呻き声しかあげなかった 場所は良くわからないけれどドアの隙間があいていた 目が合った 古いホテルのただ広いだけのロビーの片隅…

自分の声

友人と廃墟にいったっけ あの壁一面に描かれた絵は息を呑むような迫力で あの絵を描いた人はさぞかし満足したであろう出来で 描かれた絵は いまでもきっとあの廃墟の奥にあるのだろう 木々の間から覗く木漏れ日と 崖下から聞こえる波の打つ音と 静かにコンク…

私の目の色

私は人と関わるのが好きじゃない 言い方を乱暴にすれば 人間なんか大ッ嫌い 相手の笑った細い目の奥に隠れているモノを知りたくないから 安心して話すことができない それでも人には感謝を忘れる事はないし 尊敬もしているけれど やっぱり 私は 心を 貴方に …

朝の香り

晴れた空を見て思う 最近 雨が降らない 12月も比較的に雨が少なかった気がする 最近は晴天ばかりでとても心地よいけれど この時期に降る 冷たい雨も嫌いじゃない たぶん私の心はすさんでいて なにも生めることができないけど 冬の雨は私を潤してくれるような…

夜の風

私は今 死を感じているこの体の細胞が死んでいくのがわかるジリジリと私を包み行く闇はきっと朝まで私を離しはしない行き違う光の先にはいつもの現実と見間違うような幻想このまま世界は消えていってしまうのだろう耳に残るのは人間の顔をした犬と血で染まっ…

屋上と空の間

空はとても青くて12月だっていうのに 寒くもなく暖かくもなく なんだか急に 恥ずかしくなってセーターを着るのを止めた 雲が北風にゆられて散りばめられた空を見ると冬の空だって感じる 今年はとにかく暑かった なんて思えば 夜はとっても寒い お気に入りの…

私の終わり

休日 昼下がり 寝ぼけた頭で時計を見る お昼の時間を回りそうで半日を無駄にしちゃったって落ち込みながら 暖かい温もりが残る私の匂いしかしない布団にもぐる 布団に包まって 数十分 私が今したい事がわからなくなって 映画を見たいなって思った 気づけばレ…