骨の色

貴方の笑顔を思い出さない

何故ならそれはしてはいけない事だから

 

貴方との記憶は思い出さない

何故なら忘れてしまうから

 

貴方の指先はとても繊細でこの上なく美しく

私のお気に入りだった

 

貴方の髪はとても綺麗でこの上なく輝いて

私のお気に入りだった

 

どうして消えてしまったの

どうして失ってしまったの

 

夢の先を私は作ることができると信じていて

貴方もそれを望んでいたでしょう

 

いつのまにか貴方は望まなくなり

いつのまにか貴方はいなくなって

いつのまにか私は独りソファーの上

 

知らない色の歌を口ずさんでゆく

全て貴方の思い通りに