日差し
暑い
暑い
暑い
夜の風が涼しくて窓を開けて寝たのが失敗だった
朝 頬をすべる汗の感覚で目を覚ます
背中もじっとりと汗をかいていて
綿100%の白シャツは水分を含み肌に張り付いていた
カラカラに乾いた喉
というか体全体で水分を欲していた
ベッドサイドにある45Lの小さな冷蔵庫を開けると
まとめ買いをしてあまり手をつけていないペットボトルの水
とにかく喉を鳴らして飲み込む
ため息にも似ている満足感からでる息継ぎでペットボトルの半分を飲み終える
冷たくて美味しくて
まるで公園の砂場に水を撒いたような そんな感覚
今日は日曜日で仕事は忙しくはないけど
私は頑張る
新しい車を買ったから
お金の為にも
私の為にも
玄関を開けて 白い丸っこい車に乗り込む
信号待ちでブレーキを踏むとマンションの隙間から太陽が顔を出した
日差しが眩しくてサンバイザーを下ろした