不思議な予感

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最近暑くなった

 

夏が近づいているって肌で感じてる

 

私は喫煙者だけど車の中や家の中が匂うのが嫌

 

一歩外にでるだけで快適なんだけど たまにめんどくさくなるのは人間だから

 

サンダルを足にひっかけてベランダにでる

 

ミシミシと軋む 水捌きのプラスチック

 

心地よい春の夜風とスモッグで霞む人口の朧月

 

月の光が私を照らす

 

メンソールの香りが漂って 肺いっぱいに広がって 空に向かって 吐き出す

 

私の体からでた白い煙が 生暖かい風に巻かれて消える

 

 

 

ふとなんでもない時に思うことがある

 

いつも行くショッピングモールや

 

友人と遊んだ海

 

昔に住んでいた場所

 

たくさん思い出がある場所は

 

いまこの瞬間でも同じ時間を刻んでいて

 

誰もいない夜でも それはその場所にあり続けて

 

何百キロと離れた静岡の向こうの海をどんなに思っても

 

私はなにも感じることはできないのに

 

私のいないところでも同じ時間が過ぎているのは 

 

何か変な感じがする

 

うまく説明できないけど

 

どうでもいいこと だよね

 

きっと 遠い海も月の光で照らされているのかな

 

なにか不思議な感じ