2015-06-24 猛獣の檻 怒りをあらわにしてこちらを睨み付けるジャガーのような猛獣は いまにも 襲い掛かり私の首元を噛み千切ろうとしている 私は猛獣と一緒の檻の中に居て毎日遊ばれて甚振られて殺される エサの為だけに生まれてきた動物と同じ 毎日 毎日 自分の首から吹き出る血液を見て私は 何も 何も 思わない ただ明日が来ることは分かりきっているから 目を瞑り 夜を待ち 光を待つ 目を開けた先には毛むくじゃらのフワフワの生き物が居て私を見つめてる 私はきっとだめになる